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『能楽囃子方五十年 亀井忠雄聞き書き』を読みました!

<今年読んだ本 39>
『能楽囃子方五十年 亀井忠雄聞き書き』亀井忠雄、土屋恵一郎、山中玲子/岩波書店
能楽の囃子の「大鼓(おおつづみ)」の人間国宝、亀井忠雄さんのインタビュー本です!
大鼓の修業の話や技術論などが赤裸々に語られています。

感想:技術的や芸術的なことはよくわかんないけど、おもしろかったです!亀井忠雄師匠のべらんめえ口調の語り口が心地よいです。
大鼓というと「いよ〜〜っ、カーン!!」と高い音がして、いい音だなあ〜という漠然とした印象しかなかったのですが、音色やタイミングやリズム、他の囃子方や謡との連携など、非常に細かくて奥深い世界があるんですね。それは能楽の真髄まで分かっている人しか理解できなくて、それが理解できる人のあいだで何百年も伝承されてきたんでしょーねー。
能楽師の皆様がんばって伝承して!