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秘書検定準1級の面接試験を受けてきましたよ!

今日は、第88回秘書技能検定試験の、準1級面接試験を受けてきました!


私の仕事は別に秘書でもなんでもありませんが、一般的なビジネスマナーを身に着けたいという社会人的な目的が4割、何でもいいから資格が取りたいという趣味的な目的が6割ぐらいの心構えで、受験してみました。
服装はいちおう黒っぽいスーツ上下に、ワイシャツにネクタイを締めて行きました。

会場は、名古屋・栄の「ダイテックサカエ」というビルの7階でした。栄の地下街を伏見方向の一番奥の突き当たりまで歩いて行って、右側のマンガ専門店がある方の階段を登って、地上1階のビルの出口を出たすぐそこの建物です。昔、「マナハウス」という大型書店が入っていた建物だと言えば分かる方もいるかもしれません。マナハウスはよく利用していたので、潰れたときはショックでしたよー。そんなことを思い出しつつ建物に入りました。
案内板に「秘書技能検定会場」の表示があるのを見て、緊張が高まりました。



7階の受付へ。受付でいきなり、上品な女性に上品な声で「こんにちは!」と挨拶されてしまい、びびりました。さすが上級秘書検定試験。上品さが違います。
受付で受験票を提出して、面接試験の説明の書類1枚と、面接番号のシールを受け取ります。私の面接番号は、水色の69番でした。そして、面接の順番が来るまで、控え室で待つように指示されました。
その控え室に一歩入って、圧倒されました!すでに控え室にいた約20人のうち9割ぐらいが、グレーのスーツ姿で、髪を後ろでまとめた、若い女性でした! “シニヨン”という髪型の女性がこれだけ大勢、一堂に会しているのを見たのは生まれて初めてでした。皆さん、『ザ・秘書』という感じの、涼やかなオーラが漂っている方々ばかりです。その上、控え室全体に、試験前のぴりぴりした緊張感が漂っています。めちゃくちゃ場違いなところに来てしまったという気まずさを感じました。
あと、制服姿の高校生らしき方もいましたし、私以外にも男性が3人ぐらいいましたよ。


面接試験は、3人一組で行われます。3人ずつ順番に呼ばれて、まずは控え室の隅にある「課題を覚える席」に移動し、報告の試験で話す内容を暗記します。紙に、『○○という新製品ができた。△△の機能があり、□□に便利である』みたいな内容が書かれているのを覚えます。報告するときは、この文章を話し言葉に直さないといけません。


暗記タイム終了後、面接室に移動し、面接試験です。面接は、ロールプレイング形式で行われます。内容は以下のような感じです。

  1. 入室:係員の方が面接室のドアを開けてくれますので、面接室に入り、荷物を荷物置き場に置きます。この入室時には、会釈や挨拶をする必要は無いみたいです。受験の説明の紙に書いてありました。
  2. 最初の挨拶:審査員全員の前に立ち、「よろしくお願い致します!」みたいに元気に挨拶をする。入室時にドアを開けてくれた係員の方が、挨拶の見本を見せてくれまして、そのあと受験者3人が順番に挨拶をしました。…ていうか、こんな「最初の挨拶」をするなんて、聞いてないよー!!秘書検定の参考書にも書かれてなかった気がします。いきなりびびりました。
  3. 座る:面接番号順に、席に座る。
  4. ロールプレイング開始:面接番号を呼ばれたら「はい」と返事をして立ち上がり、以下の内容を連続で行います。
  5. あいさつ:「あいさつ」と書かれた席の審査員の前に立ち、「失礼いたします。面接番号69番の、越中詩郎でございます。よろしくお願い致します。」みたいに丁寧に挨拶をする。
  6. 報告:「報告」と書かれた席の審査員の前に立ち、審査員を上司だと思って、事前に覚えた内容を報告する。「失礼いたします。ご報告したいことがあるのですが、只今よろしいでしょうか。」と確認したあと、「○○という新製品ができたとのことでございます。△△の機能があり、□□に便利だとのことでございます。以上でございます。」みたいなことを言います。
  7. 状況対応:「状況対応」と書かれた席の審査員の前に立つ。審査員から、課題が書かれたパネルが示されるので、その内容をその場で覚えて、審査員をお客様だと思って対応する。それを2問。課題が『(前傾姿勢で言う)山田部長はもうすぐ来るので、少し待ってもらえないか』だったら、前傾姿勢になって「山田はもうすぐ参りますので、少々お待ち頂けないでしょうか」みたいに言います。
  8. アドバイスシートを受け取る:「状況対応」の審査員から、面接の内容に関するアドバイスが書かれた「アドバイスシート」を受け取ります。
  9. 最後の挨拶:審査員全員のほうを向いて、「ありがとうございました」みたいに挨拶をします。
  10. 退室:自分でドアを開けて退室します。退室するまでが面接みたいです。


いやー、ド緊張しました。今までプレイした中で一番難しいロールプレイングゲームでした。わたくしは一応R−1に出たりして、人前で喋るのには少しは慣れてるかな…と自分で思っていましたが、それは大間違いでした。いやーもう、言葉を搾り出すのが精一杯で、しどろもどろになってしまい、顔の表情とか仕草に気を配る余裕が全くありませんでした。ていうか、ずっと笑顔を作れず、真顔のままで面接を終えてしまった気がします。うわあ。


試験後にもらえる『アドバイスシート』には、以下の項目に「注意が必要」のチェックマークが入っておりました。

  • 頼りない感じがする…歩き方、立ち方、姿勢、顔の表情などに、しっかりしたものがなく、心もとない感じがする。
  • 慣れが必要…きちんとするとか丁寧にするなどをしたことがない人が、したことがないことをするため、動作が全体的にぎこちない。
  • 生き生きした感じが必要…声が低い、小さい、張りがない、元気がない、明るさに欠ける。

ものすごく的確なポイントを突かれてしまった感じです。とほほ。表面的な部分を取り繕っても無駄なのでしょう。秘書検定おそるべし。


で、面接試験が終わって印象に残ったことは、「試験会場にいた、係員や面接官の人たちの立ち居振る舞いが、超完璧に上品すぎる!!!」ということでした。受付の人、受験者を番号順に呼び出す人、面接室まで案内してくれた人、面接官の人など、あの場にいた運営側の全員が、笑顔・口調・声の張り・上品な言葉遣いなど、お手本の教則ビデオの中から飛び出してきたのかと思うぐらい、完璧で上品でした。あの人たちはおそらく、秘書検定1級を越えて、秘書検定八段とか九段とか秘書検定免許皆伝とか、そのぐらいの領域に達した人たちなのでしょう。私には一生無理です。秘書検定おそるべし。


試験終了後、栄の地下街の『MOZART』のソフトクリームショップで、京都上辻園の抹茶ソフトクリーム280円を食べました。渋味がはっきり活きていて美味しかったです。

以上でございます。

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