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『鴨川ホルモー』を見ました!

<今年見た映画 44>
ユナイテッドシネマ阿久比にて、映画鴨川ホルモーを見ました!原作・万城目学の、大ヒット小説を映画化した作品です!京都大学など、京都にある4大学の学生が、「オニ」と呼ばれる式神を操って戦う『ホルモー』という競技に打ち込みながら、恋愛したりもするお話です。原作を読んで面白かったので、映画版も期待して見に行きました。
感想:原作を読んだ私としては、けっこう面白かったです!原作のおもしろさは出てたのではないでしょうか。途中でチョンマゲ頭になった人の人柄の良さが出てたし、学生寮の部屋がぐちゃぐちゃで汚いけど学生生活が楽しそうだったし、「ゲロンチョリー」や「フギュルッパ」といった“オニ語”の一つ一つに動きが付いていたのがコミカルでよかったです。振付パパイヤ鈴木。

ただ不満点として、原作を読んでない人には、状況設定とかが説明不足なんじゃないかなーとも思いました。『ホルモー』という架空の競技を説明して、その上で人間ドラマを描く必要があると思うので、説明することが多いけど、その割にはなんだか展開が急で、説明が足りない部分もあったのではないかと。
あと、『ホルモー』という架空の競技に説得力を持たせるために、もっと「神様の不思議な力が働いている」感じを強く出してもいいんじゃないかと思いました。
それと、『ホルモー』自体の試合風景が、なんだかオニ同士が集団でひたすら殴り合っているだけのように見えてしまいまして、もっと戦略的な戦いっぽいものが見たかったなーと思いました。


でも全体には面白かったです。全力でゲロンチョリーって言いたくなりました。

鴨川ホルモー (角川文庫)

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